西武ドラ1ルーキーの蛭間拓哉外野手(22)がお気に入りの「ラーメン二郎」を我慢し、チームプレーに徹する。

Aクラス入りを狙うチームの核弾頭を担っている。6月23日に初の1軍昇格を果たし、8月8日の日本ハム戦(エスコンフィールド)からトップバッターも務める。1番打者としてスタメン出場した13日までの6試合で打率2割5分、1本塁打5打点の活躍を見せている。早大時代は主に中軸を担っていたが、「とにかく塁に出ることを意識してますかね」と自らに課せられた役割を全うする覚悟だ。

そんな22歳の大好物は「ラーメン二郎」だ。大学時代には「ラーメン二郎ひばりヶ丘店」に通い詰めた。お決まりの「コール」はキャベツやもやし、にんにくなど全てのトッピングが増量となる「全マシ」だ。しかし西武入団後はある理由から我慢している。「滝沢(夏央内野手=20)と行こうって言っているんですけど、次の日試合だと、にんにく臭くてみんなに迷惑が…ちょっとまだ控えてます」とルーキーらしくチームを気遣う姿勢を見せる。

チームは15日から3ゲーム差で追う4位楽天との3連戦(ベルーナドーム)を戦っている。何よりもチームを第一に考えるルーキーがクライマックスシリーズ進出を狙うチームを引っ張っていく。【黒須亮】