DeNAトレバー・バウアー投手(32)が1日、出場選手登録を抹消された。8月31日に横浜市内の病院で検査を受け「右腸腰筋遠位部損傷」と診断された。三浦監督は「しばらくかかりそうな感じなんで」と長期離脱を示唆。全治まで1カ月以上とみられ、レギュラーシーズン中の復帰は絶望的となった。

バウアーは8月30日の阪神戦(甲子園)の3回に、1死一塁から近本の投ゴロをスライディングキャッチ。跳び上がるように一塁送球し、着地の際に体を強打したことで右股関節付近に違和感を訴えていた。同監督は「1つアウトを取る、執念を見せてくれたプレー。アクシデントなんでね。しようがない」と全力プレーをたたえつつ、「痛いですけどね」と戦力ダウンに頭を悩ませた。

ここまで19試合に先発して10勝4敗、防御率2・76と、1人で貯金6を積み上げた。直近3試合は中4日でローテを回り、ひとたびマウンドに上がれば長い回を投げきれる無二の存在。「本人も残念がってました。こればっかりはもう、まず治すことに専念してくれという話はしました」。チームはCS進出争いを繰り広げている。ポストシーズンでの復帰を信じ、Aクラスを死守して待つ。

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