広島が5試合連続1得点に終わり、5連敗となった。得点は2回の坂倉の12号先制ソロによる1点のみ。プロ初の4番堂林は2安打、プロ初先発の2年目田村は1安打も、打線はつながらなかった。先発玉村は1点リードの3回、先頭への死球から同点に追いつかれると、2死から村上に勝ち越し弾を浴びた。4回93球8安打2四死球2失点で今季初黒星を喫した。神宮では10年以来の6連敗となった。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。

 

-打線は坂倉選手のソロでいい形で先制したが

新井監督 各打者、しっかり捉えていた打球も多かったし、あともう一押しというところだった。

-堂林選手の4番起用は状態を考えて

新井監督 今日の選手の状態と相手投手との兼ね合い、あとは打線のつながりを考えたときに、今日は彼の4番がベストだと思って入ってもらった。

-プロ初スタメンの田村選手がプロ発安打

新井監督 本人もうれしいと思う。1打席目から雰囲気はあった。

-先発玉村投手について

新井監督 どこが悪かったかしっかり反省して、また次の登板機会に備えてもらいたい。逆に4回でヒット8本で四死球2つ、考え方によっては、それで2点に抑えている。またしっかり自分でいろいろ考えて反省して、次にいかしてほしい。

-投手陣が踏ん張っている中で打線が援護できていない

新井監督 そこはどうしたらつながっていくのか、采配、そして起用を私がしっかり考えたい。

-クライマックスシリーズで使える選手を見極める時期でもあると思うが、選手には結果を求めるのか

新井監督 いつも言っているように、結果だけは見てない。どういう反応をするのか、投手だったら、マウンドでどういう姿で投げているか。内容も加味しながら見ていきたいと思う。もちろん結果も大切だけど、そこにプラスして内容も見ていきたい。

-久しぶりに見た田村選手の内容は

新井監督 良かった。内容も良かった。1打席目の追い込まれてファーストゴロも、そこに行くまでの見送り方だったり、投球に対する反応の仕方もいいなと思った。彼が1軍にいたのはだいぶ前になるけど、最後に見た彼と、久しぶりに上がってきた彼と(は違う)。いい雰囲気を持って、いい反応をして、いい入りをしていたと思う。

-阪神3連戦が終わったばかりで気持ちの持って行き方が難しい面もあったか

新井監督 選手からは目の前の1戦1戦を戦っていくという気持ちをすごく感じる。気持ちが抜けているとはまったく感じない。残りの試合というのは大切に、1戦1戦戦っていきたい。また、今日の田村もしかり、若い選手もチャンスがあると思うので、どんどん経験して、成長して行ってもらいたい。