ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)が、本塁打王争いリーグ単独トップに立つ24号2ランを放った。

23本塁打で並んでいた楽天浅村を上回った。

中村奨吾内野手(31)の右中間先制適時二塁打で1-0とした直後の3回2死二塁。西武先発の平良が投じた初球のスプリットを捉え、弾丸ライナーで右翼席に突き刺した。「平良投手は良いピッチャーですので、強気にいった結果が初球のスイングになった。しっかり振ったので手応えは十分感じました」。本塁打数は来日1年目だった昨季の巨人での自己記録にも並んだ。

ロッテで本塁打王となれば1986年(昭61)に50本塁打を放った落合博満以来37年ぶりとなる。外国人では1977年(昭52)の34発レロン・リーまでさかのぼる。「落合さんの名前は聞いたことがあります。現在ホームランキングに立っていることはうれしいんですけれど、チームの勝利に貢献出来ることが大事だと思っているので、そちらを意識しています。残り20試合弱で去年のホームラン数に並んだことは大きいこと」。リーグは変わったものの、日本の投手にさらに順応してきた証しだ。

14日に迎えた32歳の誕生日はZOZOマリンでの自主練習に参加後、家族からバースデーパーティーで祝福され、パワーも充電出来た。「家族の応援がすごく力になっているので、家族のためにも頑張りたい」。ファンに向けても「ここからの試合は負けられない。ファンの皆さまとともに頑張っていきたい」。大混戦となったクライマックスシリーズ出場権は、主砲が打線を活性化させて導く。【鎌田直秀】

【動画】ロッテ・ポランコ24号2ランでキング争い単独トップ ライナー性の低い弾道で右翼席に