ロッテが逆転負けを喫し、オリックスに目の前での胴上げを許した。2-0とリードの7回2死、3番手横山がゴンザレスに与えた死球をきっかけに、一挙6点を奪われた。試合後の吉井理人監督の主な一問一答は以下の通り

-試合を振り返って

吉井監督 横山は大事な場面で登板で、今日は完全にあのデッドボールから、球場の雰囲気にのまれちゃったんでね。ああいうところ越えていかないと、やっぱり大事なところで投げられないので。今日は本当に、負けて応援してくれるファンには申し訳ないけども、横山にとっては、すごい経験になったと思うんで。これを生かして欲しいですね。

-横山にはそれだけの期待がある

吉井監督 もちろんそうです。7回、8回、これから大事なところで彼には投げて欲しいと思っているので。それで登板してもらったし、彼ならいけると思って投げさせました。

-相手の胴上げを見る形に。まだこれからもあるが今後に向けて

吉井監督 正直な話、やっぱりチームの力の差は昨日と今日で感じました。ただパ・リーグ優勝は逃しましたけど、まだまだやり返すチャンスはあるので。気持ち切り替えて、やっつけたいと思ってます。

-若い選手も多いが、どういうことを感じて欲しいか

吉井監督 悔しさですね。今日、あえて優勝のマウンドでの輪、喜びの音、そういうのを見てもらったり、聞いてもらったりしたんですけども。あれが我々が目指す「勝者の音」なんでね。今度はそれが出来るように。ああいう音がいつか出せるように、頑張ってもらいたいと思います。

-あらためて今年のオリックスの印象は?

吉井監督 投手陣がすごく強力で、なかなか点を取らせてもらえなかった。こっちも守り勝たなきゃいけなかったんですけども。マリーンズの投手陣はまだ、プレッシャーかかるところでは、彼らには、及ばないかな。少し足りないかなと感じてます。

-オリックスの先発陣はプレッシャーのかかる中でも抑えていけると感じた

吉井監督 そうですね。ジャパンの選手が(先発で)2人(山本、宮城)入ってますし、リリーバーにも2人(宇田川、山崎颯)いますから。こっちは(佐々木)朗希だけなんでね。これからは本当に、日本を代表するような投手になれるように、みんな若い子たちには、今日の悔しさをエネルギーに変えて頑張って欲しいなと思います。