阪神ヨハン・ミエセス外野手(28)が雨天中止の神宮で大暴れだ。

雨にぬれながら試合開始を信じて待ったファンを喜ばせようと、ヤクルトナインに先んじてグラウンドへ。セーフティーバントの構えから一塁へ走り、ヘッドスライディング。二塁にも飛び込んだ後、帰塁のヘッドスライディングで意表を突いた。実戦さながらのベースランニングを披露。二塁にも三塁にも盛大に水しぶきをあげながら滑り込み、最後はホームベース上を滑って大きくオーバーランだ。サービス精神旺盛なムードメーカーらしいパフォーマンスで沸かせた。

背番号55は「みんなから教えてもらった。中止になったので、ファンの人が楽しんでもらえることをできればなと思った」と笑顔で説明。また、この日は「6番左翼」でスタメンだったため「ファンの人を楽しませるために(野球でも)活躍したいね」と本職のプレーにも意気込んだ。

最後は髪をポニーテールにまとめ、ファンにピースサインを送ってクラブハウスへ。そこで取材を受けていると、岡田監督の前に立ち塞がる形になり、コツンとこづかれていた。

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