スカウトが集結したドラフト1位候補左腕同士の直接対決で、最速158キロの東洋大・細野晴希投手(4年=東亜学園)はスクイズの1点に泣いた。国学院大の武内夏暉投手(4年=八幡南)が、完封勝利を挙げた。

走者を背負いながら、粘りの投球が続いた。2回は1死満塁のピンチから三振と遊ゴロで無失点で切り抜けた。「ランナーを出しながらだったので、野手も攻撃に移りづらかったかなと思う」と振り返った。

ドラフト候補同士の対決で「(武内は)左でいいと言われているので、負けられないという気持ちは強かった」。8回1死一、三塁でスクイズを決められ、決勝点を許した。井上大監督(50)は「武内くんに脱帽です。ベンチから見ていても、いい球を投げているなと思った。スクイズを見抜けなかった僕の責任です」と話した。

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