DeNAトレバー・バウアー投手(32)が11日、横浜スタジアムで右腸腰筋遠位部損傷の故障明けから3度目のライブBP(実戦形式の打撃練習)に5イニング想定で登板し、98球を投じた。

牧、京田、山本、林、蝦名らのべ24人に対し98球を投じ、3奪三振、4四死球、安打性の打球は5本だった。98球のうちストライクが51球、ボールが47球で、ストライク率は約52%と制球に苦しんだ。ナックルカーブがベースから大きく外れ、ワンバウンドとなる場面が目立った。捕手は2イニング目までは伊藤光、3イニング目からは山本が務めた。

登板後にはCSでの復帰に自ら“GOサイン”を出した。「コンディション面に関しては100%の状態だと思っています。自分としては投げられる準備ができた。最終的には三浦監督の判断にはなると思うが、先発でも中継ぎでも『行け』と言われたところでしっかり結果を出したい」とフル回転を誓った。三浦監督も「CSに間に合ったと思います。心強いです」と笑みを浮かべ、起用法については「どこかとは言わないですよ」と話すにとどめた。

バウアーは右腸腰筋遠位部損傷の影響で9月1日に出場選手登録を抹消。1日、6日、11日にライブBPを行っており、中4日での登板が続いている。14日開幕の広島とのCSファーストステージが第3戦(16日)までもつれた場合、再び中4日となるため、第3戦での復帰の可能性が高まっている。

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