DeNAトレバー・バウアー投手(32)が16日、横須賀市の球団施設「DOCK」で取材に応じ、来季の去就について語った。今季は10勝4敗、防御率2・76。ソフトバンクなど日米で争奪戦が予想される中、「メジャーでも、日本でも、韓国でも」と可能性を示した上でチーム選択で重要視する3つの条件を挙げた。
(1)優勝を狙える
「優勝を狙えないチームだとワクワクしないので、優勝を狙えるチームで戦いたいという強い希望があります」
(2)個人タイトルを狙わせてくれるか
「過去に狙えるだけの余力が残っていたのに、そこまで投げさせてくれなかったことがある。個人タイトルが取れればその分チームに貢献できたと言える」
(3)ファンが喜んでくれる選手になれる環境
「野球界はファンあってのものだと思うので、ファンが喜んでくれるようなチーム、選手になれる環境であるかどうかが重要」
自らで作成した「やりたいことリスト」とも照らし合わせる。NPBでプレーすることは実現したが、沢村賞もリストにあることを明かし「ケガをしたこともあり、今年は難しいです。機会があればチャレンジしたいです」と話した。DeNAの日本一、大リーグでやり残したこともリストにあることを明言した。
広島とのCSファーストステージでは、第3戦の先発予定だったが、連敗で敗退し、登板はなかった。サイ・ヤング賞を獲得したバリバリの大リーガーの登板に沸いた今季の日本球界。超一流YouTuberの一面も持ち、球界ではオンリーワンの男の決断に注目が集まる。【久保賢吾】