ソフトバンクの次期監督就任が決定的な小久保裕紀2軍監督(52)がみやざきフェニックス・リーグ日本ハム戦後、報道陣の取材に応じた。「(1軍監督就任に)正式なものは何もない。答えられるような話しはない。何もないので」と語るにとどめた。

1軍は前夜にロッテとのCS第3戦で悲劇的なサヨナラ負けを喫し、23年シーズンが幕を閉じた。小久保監督は「勝ったと思って寝ようと思ったんで。すごい試合でしたね。僕も結構な試合をやってきましたけど、あんまり記憶にないくらいの試合でしたね」と振り返った。

今季は2軍監督就任2年目で3年ぶりのウエスタン・リーグ優勝、ファーム日本選手権で日本一に導いた。選手たちには愛のある厳しい指導で接し、シーズン後半戦からは井上朋也内野手(20)ら若手選手も存在感を示した。小久保監督は「井上は最後まで(1軍に)いたんでね。ほんとにプロのしびれるところの経験はできた」と目を細めた。

1軍監督が正式に決定となれば、常勝ホークス復活でリーグV奪回が託されることになる。「それは、今聞かれても」とした上で、「そら、悔しい思いしてるんでやるしかないでしょう。具体的な策を考える段階ではない」とした。

【関連記事】ソフトバンクニュース一覧>>