ロッテ沢村拓一投手(35)が先発し、初回を1安打2四球無失点に封じた。

「今日の結果がないと明日につながっていかないので、ゼロに抑えることだけ考えて、粘れて良かったです」。

救援陣が短いイニングで1試合をつなぐ「ブルペンデー」となったが、初回先頭の中川圭にいきなり初球を捉えられ、中前打を許した。続く宗は三塁側ベンチに入ろうかという打球を佐藤都志也捕手(25)がナイスキャッチ。森に四球後、4番セデーニョは2-2からスプリットで空振り三振を奪った。

杉本にも四球を与え、2死満塁のピンチ。だが、最後は紅林を三ゴロに抑え、先制は許さなかった。この日最速153キロ直球にスプリットなどの変化球を交えてゼロで終えると、表情を緩めることなく、ベンチ前で仲間らとグータッチした。

CSでの「ブルペンデー」は史上初。ロッテは今季4度、「ブルペンデー」で臨んだが3勝1敗だ。沢村が今月6日のオリックス戦(ZOZOマリン)で先発し、1回1安打無失点で12-1の快勝を導いた試合を含み、初回を無失点で封じた試合は全勝している。

2回から2番手で中森俊介投手(21)がマウンドを引き継いだ。同回も2死満塁のピンチを背負ったが、森を二ゴロに抑えた。

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