法大は打線がつながり、逆転勝ちで1勝1敗とした。

今秋ドラフト候補の尾崎完太投手(4年=滋賀学園)が先発したが、制球に苦しみ初回に3連打と3四球で4失点を喫した。

打線は5点を追う4回に5連打などで一挙6点を奪い逆転。

4回から、3番手で登板した塙雄裕投手(4年=常総学院)が6イニングを無失点に抑え、昨春以来となる4勝目を挙げた。加藤重雄監督(67)は「5失点をして厳しいかなと思ったが、前半だったので1点ずつ返せばどこかでと思っていた。あそこ(4回)でよく逆転してくれた」と選手をたたえた。

4-5で迎えた4回2死二、三塁で1番の武川廉内野手(3年=滋賀学園)が中堅手の頭上を越える適時三塁打を放ち、2点を奪って一気に逆転した。武川は、先発した尾崎と同じ滋賀学園の出身。「尾崎さんは苦しいシーズンだったけど、負けをつけさせる訳にはいかないと個人的に思っていた。逆転タイムリーが打ててよかったです」。ベンチでは、尾崎から「マジでありがとう!」と感謝されたという。

23日の第3戦が、今秋最終戦となる。武川は「明大は来年もライバルですし、負けたくない。来年につながる試合がしたいです」と意気込んだ。