阪神中野拓夢内野手が、38年ぶりの日本一へ「先制点」を鍵に挙げた。

広島とのCSファイナルステージでは3試合連続で先制点を献上。いずれも逆転勝ちで突破を決めたものの、決して楽ではない戦いが続いた。「しっかり逆転した中で勝ち上がれた。チームとしても大きかった」とした一方、「先制点を取って逃げ切るって形がいいと思う」と理想も忘れない。「先制点を取れればチーム全体もいけるぞって雰囲気になる」と力を込める。

CSでは11打数1安打と振るわなかったものの、決戦の相手となるオリックスの本拠地、京セラドーム大阪では今季打率3割5分5厘。規定打席到達者の中ではチーム2位のアベレージを残した。シーズンではホーム球場としても使用する舞台は「ビジターって雰囲気は出ないと思う」と追い風になると断言。日本シリーズでも「京セラの鬼」と化し、先手を奪う。