DeNA牧秀悟内野手(25)が、侍ジャパンへのフル参戦を誓った。

世界一に輝いた3月のWBCメンバーからは、唯一の選出。例年より早めの調整で仕上げ、シーズンでも全試合出場し、心身での疲労も心配される中、日本代表への強い思いを示した。「なかなか体験できることではないので、やれるうちにやっていきたいなと。できれば全部出たいし、チームのためになりたいなと思います」と力を込めた。

次世代を担っていく侍戦士に、WBCでの経験、国際大会でのポイントも還元する。自身もエンゼルス大谷、レッドソックス吉田らから経験談や技術論を吸収し「自分が体感したことをそのまま言葉にするのは難しいかもしれないけど、少しでも伝えていければなと思います」と意欲。今回は阪神佐藤輝、広島坂倉ら同世代も多く「僕たちの世代が引っ張っていけるように」と自覚十分だった。

5年後のロサンゼルス五輪では、2大会ぶりに野球が復活する。「すごく大切な大会ですし、自分も一ファンとして東京オリンピックを見ていたので、野球が戻ってくるのはすごくいいことだなと思います」と声を弾ませた。この日の代表発表会見では、井端監督から4番に指名された。「ハマの4番」から「侍の4番」へ-。「任されたからにはやるしかないです」と覚悟を示した。【久保賢吾】