プロ野球ドラフト会議が26日に都内で行われ、常葉大菊川高の鈴木叶捕手(3年)が、ヤクルトから4位で指名された。菊川市内の同校グラウンドで吉報を受け、決意を新たにした。日大国際関係の杉田健投手(4年)は広島育成1位、静岡大の佐藤啓介内野手(4年)も同2位で夢のプロ入りを決めた。また県関連では、静清高出の石田裕太郎投手(中大4年)がDeNA、磐田市出身の赤塚健利投手(中京学院大4年)が広島から、それぞれ5位指名。東海大静岡翔洋高出の奥村光一外野手(23=BC群馬)が、西武育成6位で指名を受けた。

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静岡大の佐藤は1日でも早い支配下登録を目標に掲げた。吉報が届くと、「支配下を目指していたので悔しい気持ちと、指名をしてもらえてうれしい気持ちの半々でした」と素直な気持ちを明かした。同大では19年に阪神から育成2位指名を受けた奥山皓太(26)以来、4年ぶり2人目。内野手では初となった。武器は広角への長打力で、大学通算10本塁打を放っている。走攻守の全てに優れた「5ツールプレーヤー」を目標に掲げる左の大砲は「練習で出た課題をつぶして、1軍で活躍できる選手になりたい」と抱負を語った。