“竜のカーショウ”が体重増で開幕1軍、新人王どりを誓った。中日のドラフト1位亜大・草加勝投手(21)が27日、東京・日の出町の同大学で汗を流した。182センチ、75キロと細身の体から最速153キロを投げ込む右腕。創志学園時代から落差のあるカーブが武器で、サイ・ヤング賞3度のドジャースのカーショーと名前の「くさか・しょう」をもじってあだ名は「カーショウ」。「すごい方と名前をかけてもらってうれしい」と言い、中日ファンからも呼ばれることを期待した。

プロ入りに向けては「体力を落とさないようにトレーニングして体重を増やしていきたい」と語り、入寮までに5キロ増の80キロを目指す。「一気に量を食べられないので、量を増やすより、回数を増やしていきたい」。おにぎりなどの間食を含めて現在の1日5~6食から8食に増やして、備えてくく。

前夜のドラフト会議後、電撃的に指名あいさつを受けた際、立浪監督から「1年目しか取れない新人王を取れ」と背中を押された。東都大学リーグで今春は4完封を含む6勝、今秋は2完封を含む5勝。制球力とスタミナが自慢の草加は「新人王を目指して頑張っていけば(数字も)ついてくる」ときっぱり。中日の“カーショウ”が本家に名前負けしないルーキーイヤーをにらんだ。【伊東大介】

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