オリックスのエースが、まさかの乱調だ。山本由伸投手(25)が5回に阪神渡辺諒に先制タイムリーを浴びるなど、自己ワーストタイ7失点で6回途中で降板。過去2年の日本シリーズも3戦に登板し、白星なし。3年連続の4冠を達成した球界を代表する右腕がまたもシリーズ初勝利を逃した。「関西シリーズ」の初戦を落としたが、日本一に輝いた昨年も黒星スタート。粘りのチームが逆襲する。

  ◇  ◇  ◇

▼3年連続シリーズ<1>戦に先発の山本が7失点で敗戦投手。公式戦を含め7失点は22年5月3日ソフトバンク戦に並ぶ自身ワーストで、7自責点は初。シリーズ開幕投手の7失点は17年井納(DeNA)に並ぶワースト記録だ。シリーズで開幕投手を3度以上は10人目で、3年以上連続は69~72年堀内(巨人)76~78年山田(阪急)17~20年千賀(ソフトバンク)に次いで4人目。結果は21年勝敗なし、22年●、23年●で、2年続けて<1>戦黒星は97、98年西口(西武)以来となり、開幕投手3度以上で白星なしは山本だけだ。

 

【熱戦!日本シリーズ特集ページ】