本格チョコ好きの本格左腕だ! ヤクルトからドラフト3位で指名された明大・石原勇輝投手(22)が29日、東京・府中市の明大野球部施設でヤクルト橿渕スカウトグループデスクらから指名あいさつを受けた。チームの補強ポイントに合致する左腕は、「早くヤクルトのユニホームを着て試合に出たい気持ちが湧いてきました。まずは開幕1軍を目指して、どんどん経験を積んでいけたら」と意気込みを示した。

最速149キロの直球と、落差の大きなカーブ、チェンジアップが武器の本格派。「チョコレートが大好きです。(広陵)高校時代、寮生活だったので甘いものが食べられなくて。家に帰った時に食べたら本当においしくて、それがきっかけ。苦いチョコが好きで、カカオ90%以上のチョコレートが大好きです」と“本格チョコ”好きを告白。「毎日は食べないので、週に1回だったり2回、ご褒美として食べてます」という。

東京6大学リーグでは先発、中継ぎとフル回転し、通算28試合で3勝1敗、防御率3・17の成績を残した。プロでは「任されたところを全力でやりきるだけなので、どこでも自分は大丈夫です」と頼もしい。ヤクルトの左腕には先発は43歳石川とWBCを経験した高橋、リリーフには守護神・田口と山本らがいるが、全体的に駒不足で補強ポイントであることは間違いない。

即戦力として期待のかかる石原。活躍して有名になれば、毎年2月14日のバレンタインデーには大量のチョコが届くことになるだろう。こだわりの本格チョコを味わうため、本格派左腕がマウンドで存在感を示していく。【鈴木正章】

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