23年パの首位打者が、甲子園でよみがえった。

1点を追った4回2死。今シリーズで初めて4番に座った頓宮裕真捕手(26)が、阪神伊藤将の143キロ直球を捉えた。2ボールから2球連続でツーシームを空振り。2ボール2ストライクと追い込まれながら、5球目をバックスクリーン左に運んだ。4番弾は値千金の同点ソロになった。

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▼オリックス頓宮が4回に同点本塁打。オリックスの日本シリーズでの本塁打は阪急時代の84年、広島との<4>戦で松永が山根から同点本塁打を打って以降、16本全てが殊勲本塁打(先制4本、同点5本、勝ち越し7本)。日本シリーズで球団別に殊勲本塁打が続けて出た例を見ると、16本連続は2位ヤクルトの7本連続を上回り断然1位。常に効果的な場面で1発が出る。

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