オリックスが粘りきれず、サヨナラ負けを喫した。これで2勝2敗となった。

3-3の9回。6番手のワゲスパックが1死一塁から中野に対して2つの暴投で三塁に走者を置いた。そこで中嶋監督は中野、続く森下を申告敬遠で歩かせて満塁策に。1死満塁から4番大山との勝負を選択したが、なかなかストライクが入らず。最後は左前にはじき返され、サヨナラ負けとなった。

序盤から先行される苦しい展開も、粘り強く追いついた。0-1の2回は紅林弘太郎内野手(21)の適時打、1-3の7回には宗佑磨内野手(27)の2点適時打で2度追いつく。

救援陣も踏ん張った。セットアッパーの山崎颯一郎投手(25)を欠く中で、無失点でつないで野手陣の反撃を待った。

だが、8、9回と得点圏に走者を置きながらもあと1本が出ず。最後は9回に登板したワゲスパックがこらえきれなかった。

これで今シリーズの対戦成績は2勝2敗に。セ・パ両リーグの王者同士の対決は、1歩も引かない戦いとなっている。

▽オリックス・ワゲスパック(サヨナラ打を浴び)「とにかく、2人目の打者に四球を与えてしまったのは自分なので。最後は彼(大山)にうまく打たれてしまった。監督がおっしゃるように準備するしかないと思う」

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