大商大(関西6)が関大(関西学生)に逆転勝利し、2年連続7度目の明治神宮大会出場を決めた。

西武ドラフト2位の上田大河投手(4年=大商大高)が2失点完投。打線も12安打5得点で援護した。15日開幕の同大会には関西5連盟代表として天理大(阪神)とともに出場する。

富山陽一監督の59歳の誕生日に神宮切符をプレゼントした。1点を先制された直後の2回、畑中大介外野手(4年=東海大静岡翔洋)が左翼へ同点ソロ。4回には蜷川大捕手(2年=広陵)の右前適時打で2点目を挙げた。5回にも4安打と敵失が絡み、5-1と突き放した。

最速154キロ右腕、上田は7安打2失点で完投。4日の和歌山大(近畿)戦から連投となったが、9回に149キロを計測するなど気迫の投球。春秋全国大会出場へ「力を出し切りました」と131球に思いを込めた。

昨秋の神宮大会は準決勝で敗れ、悔し涙を流した。「来年戻ってくるという目標を立てて、まずそれが達成できてよかった」。雪辱の舞台で主将としてエースとして、日本一に導く覚悟だ。【村松万里子】