巨人アダム・ウォーカー外野手(32)と、ソフトバンク高橋礼投手(28)、泉圭輔投手(26)との1対2の交換トレードが両球団の間で合意に達したことが5日、分かった。6日にも発表される見込み。

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巨人が覇権奪回にまず着手したのが、投手力の強化だった。特に救援陣の戦力アップは喫緊の課題。今季の中継ぎ防御率は3・81で、昨季の3・78に続き2年連続リーグワーストだった。身長188センチの右腕・泉は昨季まで3年間で101試合に登板し、26歳ながら中継ぎとしての経験は豊富。長身から投げ下ろす直球に加え、フォークを武器に戦力として期待がかかる。

下手投げの高橋礼には、苦汁をなめさせられ続けてきた。球界でも超希少なサブマリンの上、直球140キロを超える投球に、日本シリーズで対戦した19年には20打数1安打、20年も4打数無安打でいずれも無得点に抑えられた。先発と中継ぎいずれも起用可能で、采配の幅も大きく広がる。2投手の獲得により投手力全体の底上げを図りながら、V奪回をたぐり寄せる。

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