東北出身二遊間コンビに割って入る! 阪神にドラフト3位で指名された仙台育英・山田脩也内野手(18)が6日、宮城県多賀城市の同校で指名あいさつを受けた。

葛西スカウトらとの対面を終え、制服姿で会見に臨み「新たに実感が湧いてきました。プロの世界にようやく挑戦するんだな」と胸を膨らませた。

阪神は前夜に38年ぶり2度目の日本一を達成したばかり。日本シリーズは全試合テレビで観戦し、「本当に強いなと感じました」。阪神には中野(山形)、木浪(青森)、石井(秋田)や同校の先輩熊谷、馬場(ともに宮城)ら東北出身の選手が多く、「いろんなことが通じて話が合うと思う。本当にいい環境」と喜んだ。

同シリーズで攻守で活躍した中野、木浪の二遊間コンビについて「球際の強さだったりがものすごい。プロの世界でああいう活躍ができるのは一流。しっかり吸収したい」と気合。熊谷も含め「(一緒に二遊間を組みたい気持ちは)あります」と目を輝かせた。

走攻守3拍子を兼ね備え1年春から遊撃手のレギュラーをつかみ、2年夏には東北勢初の甲子園優勝に貢献。今夏は主将としてチームを準優勝に導き、9月には主将を務めたU18W杯(台湾)で高校侍ジャパンを初の世界一に導いた。「この2年間甲子園でプレーさせていただいたので、次は阪神のユニホームを着て、また日本一に貢献できるように頑張りたい」。38年ぶり日本一の余韻が残る中、「甲子園の申し子」は早くも連覇に意欲的だった。

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