三菱自動車岡崎は初戦に続き、先発は左腕の秋山翔投手(27=武蔵大)が登板。6回107球7安打1失点の力投を見せた。

この日は、入社同期・阪神の中野拓夢が初戦に続き、観客席で見守った。「(初戦の快投に)あれぐらいやってくれると思っていた。今日も、強い相手に粘り強く投げていますね」と語った。

6回1死一塁で、ENEOS最年長野手の柏木秀文捕手(34=城西国際大)に、両チーム初得点の右2塁適時打を浴びた。「簡単に低めを振ってくれなくて、カウントが不利な状態でカウント球を打ってきた」。

自身は今季2大大会で計4度先発を任される、1番手として活躍した。「強いまっすぐがまだまだ」と反省点を口にする。

チームは、日本選手権で4年ぶりの8強入りを逃した。「今年はドーム出場が目標の中で、この1年で勝てる楽しさを感じつつ、負ければやっぱり悔しかった。目標達成した中で、来年は僕が中心になって全国ベスト8を狙えるチームに」と左腕は、さらなる成長を見据えた。【中島麗】