阪神富田蓮投手(22)が14日、高知県内のチーム宿舎で契約交渉に臨み、200万円増の950万円で更改した(金額は推定)。

プロ1年目の今季は中継ぎとして開幕1軍入り。4月1日のDeNA戦で救援登板し、1イニング無失点に抑えると白星が転がり込み、プロ初登板初勝利を挙げた。

その後は、チーム事情もあり先発へ転向。6月9日の日本ハム戦、9月27日の中日戦と2度、1軍で先発したものの力を発揮できず2敗を喫した。「結果が出せずに悔しい思いもした」。チームの日本一の裏で悔しさを胸に秘めていた。

来季の目標は開幕ローテーション入り。そのためにも今オフはソフトバンク和田に弟子入りし、自主トレに参加することが決まった。

「和田門下生」の同僚大竹を介し、参加の承諾をもらったという。「呼んでもらえて素直にうれしいです」と感謝。40歳を超えてもキレのある直球で押すスタイルの大先輩。「自分もそれを持ち味として入って来たので、似ているというか。聞きたいことはたくさんあるので、聞いてみたい」と胸を躍らせた。

先発左腕は2桁勝利を挙げた伊藤将、大竹を筆頭に来季2年目の門別ら強力なライバルがチーム内にひしめく。ハイレベルな争いを制して1軍の先発ローテーション定着へ。「まずは春のキャンプを1軍で過ごすことを目標にやっていきたい」と力を込めた。

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