西武は16日、楽天から戦力外となっていた炭谷銀仁朗捕手(36)の獲得を発表した。背番号は「27」。18年オフに西武から巨人へFA移籍していたベテラン捕手が、楽天を経て6シーズンぶりに古巣へ復帰する。07年から11年までは登録名「銀仁朗」でプレーしていたが、今回の復帰では「炭谷」を登録名とする。

炭谷は球団を通じて「6年ぶりにライオンズに帰ってくることになり、率直にうれしいです。ライオンズは6年前とはメンバーも変わって、若い選手が増えたな、という印象です。僕にとって思い入れのあるベルーナドームで、ライオンズのユニホームをまとってファンの皆さまの前でプレーできることに、特別な感情があります。ライオンズファンの皆さまには、ぜひベルーナドームに足を運んでいただき、背番号27の炭谷銀仁朗に熱い青炎(声援)を送っていただけたらうれしいです」とコメントした。

渡辺久信GM(58)は「(炭谷)銀仁朗には、戦力としてライオンズに戻ってきてもらいます。それと同時に、今いるライオンズの若いキャッチャー陣に対して、これまで培った知識や経験も伝えていってもらえればと思っています」と期待のコメントを発表した。

 

◆炭谷銀仁朗(すみたに・ぎんじろう)1987年(昭62)7月19日、京都府生まれ。平安(現龍谷大平安)では高校通算48本塁打。05年高校生ドラフト1巡目で西武入団。06年に51年ぶり高卒新人捕手として開幕戦先発出場。18年オフにFA権を行使して巨人入り。21年7月に金銭トレードで楽天へ移籍。15年ベストナイン、12、15年ゴールデングラブ賞。13、17年WBC、15年プレミア12日本代表。17年12月から21年12月まで日本プロ野球選手会会長。通算成績は1541試合出場、3845打数825安打、打率2割1分5厘、47本塁打、347打点。181センチ、98キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億円。