オリックスが16日、来季の新外国人として最速160キロ右腕のアンドレス・マチャド投手(30)の獲得を発表した。年俸90万ドル(約1億3500万円)プラス出来高。

ベネズエラ出身のマチャドは今季はナショナルズでプレーし、中継ぎで活躍。今季44試合で4勝1敗4ホールド、防御率は5・22に終わるも、3年連続で40試合に登板。剛球を軸に、シンカー、スライダー、チェンジアップも操る。

取材に応じた横田昭作球団本部長は「ずっとリストに上がっていて、うちの渉外が直接見て、真っすぐはすごいキレのあるボールを投げるし。チェンジアップも武器になるし」と評価。さらに豊富な救援の経験に加え「過去には先発をしたという経緯もあったり。おそらくリリーフがメインになってくると思うんだけど、どっちも対応できる可能性はゼロじゃないかなと。すごい面白い球を投げる。先発できるかは未知数な部分はあるんだけども、そういうところで取りにいこうと」と獲得に至った経緯を明かした。

守護神の平野佳を軸に山崎颯、山岡、宇田川、小木田ら強力な救援陣を誇るオリックスだが、新戦力のマチャドも基本的にはその一角を担うものと見られる。リーグ4連覇、日本一奪回に向け、早くも大きな補強の手を打った。

◆アンドレス・マチャド 1993年4月22日生まれ、ベネズエラ・ウラマ出身。10年オフにロイヤルズと契約。17年にメジャー昇格を果たした。21年開幕前にナショナルズへ移籍。メジャー実働4年で137試合に登板し7勝3敗、防御率4・48。185センチ、105キロ。右投げ右打ち。

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