西武は17日、地域コミュニティ活動「L(エル)-FRIENDS(フレンズ)」の一環として「連携協力に関する基本協定」を埼玉・鳩山町と締結したと発表した。今回の協定締結で、鳩山町は58市町村目のライオンズフレンドリーシティとなった。

この連携協定(フレンドリーシティ)は西武球団および埼玉県内の自治体が持つ資源を互いに有効活用し、さまざまな事業の協業を通して、地域社会の発展や住民福祉の向上などに寄与することを目的に行うもの。15年3月に県内の自治体と連携協定の締結を開始し、鳩山町との連携協定締結により、埼玉県63市町村のうち58市町村目の締結となった。

奥村剛球団社長(56)は「鳩山町が当社の58番目のフレンドリーシティになっていただけることを大変うれしく、また心強く思います。今年は埼玉県に本拠地を構えて45周年を迎える節目の年であり、長きにわたって地域の皆さまのあたたかいご声援があったためだと考えております。また、地域に根付いた球団作りを目指して立ち上げたコミュニティ活動「L-FRIENDS」も丸5年が経過いたしました。今後、より一層地域の皆さまと関係性を強め、野球を通して埼玉県全体を活性化するための一翼を担う所存でございます。そして本締結をきっかけに、ひとりでも多くの鳩山町の住民の皆さまに、体を動かすことの楽しさや、スポーツの魅力、野球の魅力を実感していただきたいと思います」とコメントした。

また、鳩山町の小峰孝雄町長(65)は「このたびは、西武ライオンズさまとの連携協力に関する基本協定を締結できましたことを大変喜ばしく思います。多くのファンから愛され、地域に根差した西武ライオンズさまとの連携により、魅力ある事業が展開できることに強く期待しております。また私自身、中学時代は野球部に所属し、野球で培った経験・仲間・思い出は、今でも一生の宝だと感じており、野球に対して強い思い入れがあります。本町では、令和4年度に『自立して社会で生きていく基礎を育み、新しい時代を担えるこどもの育成』、『生涯にわたり支え合い、学び合う地域づくりの推進』を基本方針とした『第2期鳩山町教育振興基本計画』策定し、町民1人1人が、生涯にわたってスポーツによる交流と健康づくりが進められるよう、スポーツ・レクリエーション事業の充実に取り組んでおります。今回の協定の締結を機に、西武ライオンズさまと連携を図りながら、教育のさらなる振興と発展を目指してまいりたいと思います」とコメントした。

ライオンズフレンドリーシティの締結年と市町村の一覧は以下の通り。

2015年:所沢市、飯能市、狭山市、入間市、日高市

2016年:朝霧市、志木市、和光市、新座市、富士見市、ふじみ野市、三芳町、川越市、秩父市、蕨市、

戸田市

2017年:東松山市、坂戸市、鶴ケ島市、川口市、川島町、横瀬町

2018年:久喜市、桶川市、深谷市、鴻巣市、北本市、さいたま市、八潮市、蓮田市、上尾市、熊谷市、

白岡市、三郷市、茂呂山町、加須市

2019年:羽生市、神川町、伊奈町、本庄市、皆野町、滑川町

2020年:小鹿野町、宮代町、吉見町、行田市、越谷市、ときがわ町、小川町、越生町

2021年:東秩父村、長瀞町、幸手市、上里町、春日部市

2022年:草加市

2023年:吉川市、鳩山町

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