阪神岡田彰布監督(65)に、思わぬサプライズがあった。23日午後2時からスタートした「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード」の大阪・御堂筋の部。そのスタート地点である大阪市中央区の北浜3交差点は、指揮官が幼少時代に通った愛日小学校跡地の付近だった。

オープニングセレモニーで岡田監督は「ちょっと、長くなるんですけど」と前置きした上で「私事なんですけど、今日何で、こっからスタートするのかなと、ちょっと考えてたんですけど。この右は60年前に6年間通った、僕の小学校なんで。今はね、ビルになってますけどね。ここで6年間、小学生生活もね、過ごした地なんで、今回、こういう形で、こっからスタートするということは非常に光栄に思うし、感無量の気持ちでいっぱいです」と語った。

付近では同窓会・同級生一同により「岡田彰布監督 日本一おめでとう」と記された横断幕が掲げられた。

指揮官はテレビ中継のインタビューで「6年間通ったんでね、よく歩きましたよ、この周りを」と回想。「ありがとうっていう言葉がたくさんもらえるんで、それ聞くとほんとよかったなって思いますね。僕らも精いっぱいやったんですけど、ファンの人の声援というか、力もほんと必要なんで、ありがたいですね」と感謝しきりだった。

自らが育った原点の地で、虎党の大声援を浴びた。

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