リーグ3連覇を果たしたオリックスは、今季の先発ローテーション投手2人が抜けることが確実となった。

山崎福が日本ハムへの移籍を決断。左腕にとって縁のある球団だ。父章弘さん(62)がプレーし、コーチとして12年にわたり所属。さらに、昨オフにオリックスからFA移籍した伏見も、移籍するまでバッテリーを組んでいた仲。新しい環境にも不安は少ない。22日に取材に応じた際には「野球選手として、しっかりピッチャーとして、投げられるというのを一番に。しっかりと先発として投げられるというのを一番に考えていきたいなと思いますね」と話していた。

リーグトップ16勝のエース山本もポスティングシステムによる大リーグ挑戦が確実。山崎福も自己最多の11勝で、同一リーグへの移籍は痛い。球団は前日24日には、トレードで日本ハムから吉田を獲得。今年のドラフトでは社会人の即戦力投手3人を指名した。3年連続2ケタ勝利を挙げた左腕の宮城や今年プロ初登板から9勝を挙げた山下ら成長著しい若手投手を中心に、投手陣を再編する。