ロッテのドラフト1位、明大・上田希由翔(きゅうと)内野手(22)が26日、横浜市内にある新横浜プリンスホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高、年俸1600万円(金額はいずれも推定)で入団に内諾した。

明大で1年秋から4番に座り、4年間で83試合に出場。通算74打点は現役最多で、歴代単独4位の記録だ。3年時にはリーグ春夏連覇、明治神宮大会で優勝。4年時には主将としてチームをけん引し、春のリーグ制覇も果たした。未来の4番候補は「やっとプロ野球選手選手として千葉ロッテマリーンズさんの一員としての自覚が少しずつ湧いてきた。これからしっかり頑張らなきゃいけないなという気持ち」と気を引き締めた。

榎康弘アマスカウトディレクター部長(51)は「シュアなバッティングで、勝負強く、打点が稼げる選手。マリーンズの得点力アップに貢献してくれると期待している」と話した。

上田は現在、筋力アップなど体作りに励んでいる。技術面では「早いストレートに打ち負けないことと、インコースの対応を課題にやっていきたい」と語り、「いずれはタイトルを取れるような選手になりたい」と思い描いた。

好きなロッテのアイスは「レディーボーデン」。この日の会見では「寮の冷蔵庫に入れて隙があれば食べていた」という大好きなアイスに囲まれ、うれしそうに頬張るなど、キュートな笑顔を見せた。