出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化するため、昨年から導入された「現役ドラフト」が今年は8日に実施される。

会議はオンラインによる非公開。必ず各球団、1人は加わり、1人は出る仕組みとなっており、同日の夕方には結果が発表される。

制度導入を長年、訴えてきた日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長は「また今年もどんな選手がリストアップされて、また来シーズン、どんだけの選手が活躍できるか、楽しみでしかないです」と期待感をにじませた。現役ドラフトによる移籍が初めて起きた今季、ソフトバンクから阪神に移った大竹が12勝を挙げ、チームの優勝に貢献した。また、DeNAから中日に移った細川は24本塁打を放った。新たな成功例誕生への期待は大きい。

現役ドラフトのルール自体は、ほぼ昨年通りとなる。最終的なルールは、4日に行われる実行委員会の後にアナウンスされる。