「たきイオンメディックpresents 東北ベースボールサミット」が1日、仙台PITで行われ、平石洋介西武1軍ヘッドコーチ(43)、岩隈久志シアトルマリナーズ特任コーチ(42)、楽天浅村栄斗内野手(33)が参加。「東北×野球」をテーマにしたトークショーと3人が使用した野球グッズが当たる抽選会が行われた。また、今季限りで現役を引退した銀次氏(35)が特別ゲストとして登場、会場を盛り上げた。

トークショーでは「東北ベースボールプロジェクト」発足が発表された。今は球技禁止の公園が増加、コロナ禍のイベント自粛などもあり、気軽に野球と触れ合える機会が大幅に減少。今後、野球教室をはじめ、プロ野球選手と触れ合う場を設けていくことを約束。浅村が語った「(幼少期に)プロ野球選手と触れ合った喜びを今の子供たちにも伝えたい」というきっかけをつくり、野球人口増加につなげていく。さらに野球振興、社会貢献、地域密着といった役割を担う「楽天アンバサダー」に就任する銀次氏から「来季からは違う形で恩返しをしていくのでついてきてください!」と熱いメッセージが送られた。

今季の楽天は最終戦までもつれ込む激闘の末、クライマックスシリーズ進出はならず。主将を務めた浅村は「優勝のために楽天に来た。銀次さんの思いも背負って、結果で見せていきたい」と来季にかける力強い言葉でトークショーを締めくくった。野球の底力で東北をさらに盛り上げていく。