西武の滝沢夏央内野手(20=関根学園)と阪神の茨木秀俊投手(19=帝京長岡)が3日、日本プロ野球選手会が主催する「マクドナルド野球・ソフトボール体験会」に参加した。

新潟市立中野山小で開催予定だったが、悪天候のため新潟市の新潟東高室内練習場に会場を移して行われた。新潟市内の少年野球チームの低学年を対象に、未経験者を含む、36人の子どもたちとふれあった。

今季プロ初本塁打を放った滝沢は打撃や守備で子どもたちにお手本を見せ、茨木も投球フォームの指導などで会場を盛り上げた。プロ入り後初の野球教室での指導となった茨木は「子どもたちが喜んでくれて、やりがいを感じた」。滝沢も「テレビで見ると言ってもらって、これからも子どもたちの目標とされる選手でいたい」と笑顔で話した。

新潟の高校野球を盛り上げた2人。今季は7月9日に三条金属パールで行われたファーム交流戦で1度だけ対戦した。1番遊撃でスタメンの滝沢は初回に先発茨木の初球をたたき、右翼へ二塁打。2打席目は茨木が空振り三振を奪い、五分の結果となった。滝沢は「新潟の高校を出た仲間として、次は上の舞台(1軍)で対戦したい」。茨木も「早く1軍に上がって新潟を盛り上げられたら。リベンジしたいです」。リーグは違うが、お互いが“再戦”を待ち望んでいた。【大島享也】

○…野球教室に参加した東中野山ブルーシャークスに所属する堀田康介くん(8)は野球教室を終え、「楽しかった!」ととびっきりの笑顔だった。茨木から大きく腕を振って投げることを教わったと言う。チームでは捕手を務める堀田くんは「試合で出来るようにしたい」と来年のシーズンインを楽しみにしていた。