日本ハム入団の決め手は縁と熱意と夢だった。オリックスからFA移籍した山崎福也投手(31)が6日、北海道・北広島市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。4年総額10億円で正式契約した左腕は背番号18に決定した。会見では新天地を選んだ理由を実直に告白。さらに同席した新庄監督から来季の本拠地開幕戦で伏見と元オリックス・バッテリーを組んで先発することがサプライズ発表された。

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日本ハムのユニホームに初めて袖を通した山崎福は、うれしそうに言った。「本当にやっとファイターズの一員になれたと言いますか、ちょっとホッとしていますね」。FA宣言中は交渉した各球団のユニホーム姿を想像していたという。帽子もかぶり、鏡で自分の姿を見て確信した。「ファイターズのブルーが好きだったので、この色が一番似合っているかなと思っています」と笑みを浮かべた。

4年総額10億円という契約を正式に結んだ。オリックスを含めた6球団と交渉し、日本ハムを選んだ決め手は縁と熱意と夢だった。

山崎福 まず僕自身、すごくファイターズに縁を感じております。

日本ハムに選手、コーチとして計14年間在籍した父章弘さんや自身と同じくオリックスから日本ハムへと移った伏見、金子2軍投手コーチの存在を挙げた。

球団の熱意も響いた。

山崎福 吉村(チーム統轄)本部長と、お話をさせていただいた中で「ファイターズというチームはこれから成長していく球団」と言っていました。その中で「山崎福也という人間も一緒に、このチームに入ってこれからどんどん成長していく。この球団と一緒にピッチャーとして完成させていこう」という、お言葉が一番の決め手です。

入団交渉の際に各種データも示され、自身の成長の余地を見せてもらったという。それが、自分自身の夢をかなえるための、道しるべになると感じた。

山崎福 ファイターズが一番成長させてくれるんじゃないかなという思いになりました。目先のお金だったら他のところに行った方が良かったのかもとは思うけど、僕自身は野球人生を長くやりたい夢があるので、そっちを優先しました。

会見に同席した新庄監督からは伏見との元オリックス・バッテリーで来季の本拠地開幕戦(4月2日楽天戦)に先発することもサプライズ発表された。

山崎福 うれしいです。でも、勝たないといけない。なんとしてもチームが勝てるように、そこを目指してやっていきます。

力強い所信表明で、日本ハム山崎福が新たな1歩を踏み出した。【木下大輔】