阪神森下翔太外野手(23)が、2年目のさらなる進化で顔を売る。鳴尾浜で練習した後、ABCラジオ「ラジオで虎バン」に生出演。前日7日もテレビ収録に参加するなど、引っぱりだこだが「自分は野球人口も増やしたい。有名になって発言することで影響を与えられる。野球が第一ですけど、メディア出演も大切だと思っています」と苦にしない。

多忙な日々の中、進化も怠らない。走力アップなどを念頭にチューブを使ったダッシュの練習に取り組んでいる。「足が速くなっている感覚もある」。1年目は1盗塁だったが、オフのレベルアップで盗塁増を狙う。目標である20本塁打に加えて20盗塁を達成すれば、球団では80年の真弓明信氏(70=日刊スポーツ評論家)以来4人目。1つの目標になる。

前日7日には佐藤輝がラジオ番組内で、本塁打20本達成でのプレゼントを約束。森下は「移動中とかスーツに合う時計とかが欲しい」とおねだりした。今年の漢字も発表し、選んだ漢字は「初」。「プロ野球今年初めて味わって、初優勝、日本一、初ホームランも初ヒットも。初づくしだった」。マルチな進化で、飛躍の2年目に向かう。【波部俊之介】

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