来季4年目の阪神・伊藤将司投手(27)が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、今季年俸8000万円から倍増の1億6000万円でサインした。「評価してもらったんだなとうれしく思いました」。アップ分の使い途については「おいしいものを食べたいと思います。何を? おすしで」と笑った。

4年目で1億6000万円は13年巨人長野と並び歴代7位。球団で4年目に1億5000万円以上は、7日に1億5000万円で更改した佐藤輝に続き4人目となる。

3年目の今季は左肩の違和感のため出遅れ、今季初登板はチーム21試合目の4月27日。だが、その巨人戦で完封勝利を挙げると、左腕は本領を発揮。最終的に2年ぶりに2桁勝利となる10勝(5敗)を挙げ、初めて規定投球回数にも到達。防御率2・39という好成績をマークした。

来季も先発陣の軸の1人として、最多勝や15勝を目標に、24年はフルシーズン投げ抜く覚悟だ。(金額は推定)