オリックス山崎颯一郎投手(25)が大阪市内で契約交渉を行い、今季の2300万円から4700万円増の7000万円で更改した。大幅アップに「とてもうれしいですし、このような評価をしていただけて、本当に感謝でいっぱいです」と声を弾ませた。

山崎颯は自己最多でチーム最多となる53試合に登板。勝ち継投の中継ぎとして1勝1敗9セーブ27ホールドの成績を残し、リーグ3連覇を支えた。開幕前にはWBC参戦の侍ジャパンに追加招集され、世界一も経験。チーム内外で貴重な経験を積んだ。

勝ち継投の持ち場を守り抜く武器として「球速も大事ですけど、ウイニングショットがやっぱり一番大事かなと。平野(佳寿)さんを見ていると、フォークを投げていてどんな場面でも投げますし、絶対にミスボールがないので、そこが一番大事かな」と分析。自身も絶対的な勝負球を模索中で「(筆頭は)フォークです。でも、いろいろやっていますよ。なんでもいいと思っているぐらいなので。宇田川とか平野さんとかはフォークとあるじゃないですか。僕やったら○○という球を作っていきたい」。代名詞となる必殺球を作りにかかる。

WBCで共闘した大谷翔平投手(29)の超大型契約でのドジャース移籍には「ちょっとニュースを全く見てないので、そうなんですね…。いや、すごいですね。すごいですし、メジャーも僕はそこまで詳しくないんですけど、知ってる球団ですし、僕の好きな選手(ウォーカー・ビューラー投手)もいる球団なので、すごいですね」と驚きの言葉を繰り返した。(金額は推定)

【一覧】プロ野球12球団の契約更改状況