阪神主力選手の契約更改が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で行われ、7日の佐藤輝に続き、新たに伊藤将司投手(27)、中野拓夢内野手(27)が1億円プレーヤーとなった。

この日、伊藤将、中野の他に大山もサイン。今オフ、契約更改を終えた9選手が1億円超えを果たしている。未更改の青柳も今季年俸が2億4000万円のため、来季は1億円以上の選手が今季の7人から、10人となる見込みとなった。

球界で1億円以上のプレーヤー最多は05年巨人、18年ソフトバンクの14人(外国人選手を除く)だが、阪神では04年と09年の10人が最多。来季は球団記録に並ぶことになる。04年、09年は金本ら移籍組も多く、生え抜きはそれぞれ5人、6人だった。来季は移籍組は西勇(3億円)だけで、生え抜きが最多の9人になる見通し。ドラフトで獲得した選手が順調に育っているということで、近年の編成、育成方針が成功している証明ともいえそうだ。

 

【阪神の来季1億円以上の選手】

近本 3億2000万円

西勇 3億円

大山 2億8000万円

岩崎 2億円

梅野 1億6000万円

伊藤将 1億6000万円

中野 1億5000万円

佐藤輝 1億5000万円

岩貞 1億円

(未更改)青柳=今季年俸2億4000万円

(金額はすべて推定)

【一覧】プロ野球12球団の契約更改状況