日本ハム、侍ジャパンの前監督である栗山英樹氏(62)が11日、大谷翔平のドジャース入りを歓迎した。

都内で「タニタ健康大賞」贈賞式に出席したが、話題の中心はやはり大谷。ド軍でオーナー補佐を務めたアイク生原氏や選手として活躍した野茂英雄氏だけでなく、現役時にド軍の勧誘を受けたとされる長嶋茂雄氏も挙げ「日本の野球にとって、非常に大切な因縁のあるチーム。物語を感じてます」と感慨深げだった。名著「ドジャースの戦法」を読み返すこともあるという。

超大型契約には「あれだけ評価してもらえた。めちゃくちゃ、うれしかった」。周囲の期待は一層高まるが、心配はしていない。プレッシャーがかかる方が力を発揮すると、知っているからだ。誰より、栗山氏自身が「僕の中では天井が高い。もっとやれることは、いっぱいある」と信じている。9月に右肘の手術を受けており、来季は打者に専念することには「(大谷の)本質は二刀流」と断言。1つに絞ることが単純な負担軽減とは考えない。一方で、そんな自身の読みさえも超えることを期待。「やっぱ、そうだったのみたいな翔平を見たい」と、うれしそうに続けた。

二刀流は、栗山氏の決断抜きには語れない。その二刀流も「例えば外野からマウンドに行って、また戻るとか」とド軍での進化を思い描いた。ただ、そんな想像の上を行くのが大谷でもある。「可能な限りのことは何でも起こせる可能性がある選手。これから彼がどういう選択をするのか。楽しみ」と、愛弟子の未来に目を細めた。【古川真弥】