全裸で練習!? ソフトバンク大関友久投手(26)が16日、福岡県内の商業施設でトークショーに参加し、球団施設の風呂場で“全裸シャドーピッチング”を行っていると暴露された。選手仲間からの情報提供だったが、本人はフォーム確認のためと至って真剣。ファンの前で、来季プロ5年目の目標に「規定投球回到達&2桁勝利」を掲げた。

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トークショー中盤。MCが大関の“暴露話”を切り出した。「ある選手にお声をいただきました。大関さんがお風呂で全裸でシャドーピッチングをされていると耳にしました。ほんとですか?」。集まった300人以上のファンが「え~」と驚きの声を上げる。ただ、当の本人はマウンド同様、冷静な表情を崩さなかった。大関は「はい」とあっさり認め、「お風呂場なので鏡がある。自分の姿を見ると投げたくなる」と説明。遭遇したチームメートから「すごいびっくりされますね」といい、苦笑いした。

仙台大時代からの習慣で、風呂場に限ったことではない。大学構内の鏡張りの廊下でいきなりシャドーピッチングを始めたこともあった。プロ入り後は遠征先の宿舎、自宅の窓越しに投球動作を確認することもしばしば。「半分、無意識みたいな。思いついたりしたことを試したり、投球のことで悩んでいる時期はよくやっている」と研究熱心な一面をのぞかせた。

自身初の開幕投手を務めた今季は体調不良による離脱もあり、5勝7敗、防御率2・92と納得のいく成績ではなかった。来季は背番号が42から元監督の工藤公康氏ら左のエースがつけた47に変更。より責任感が高まり、ファンの前で「規定投球回到達」「2桁勝利」を目標に掲げた。現在はウエートトレーニングで肉体改造に励み、栄養士による食事管理を徹底している。14日に26歳となり、バースデーケーキーを用意されていたが、「ケーキは今、食べないようにしていて」とろうそくを消すのみ。ストイックさを貫き「とにかく来年、チームが優勝するために投げまくりたい」と強い決意をにじませた。【佐藤究】

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