東京6大学リーグの明大が21日、東京・府中市のグラウンドで練習納めを行った。

侍ジャパン大学日本代表候補に選出された浅利太門(たもん)投手(3年=興国)は、来季のさらなる台頭を誓い、プロ入りを目標に掲げた。

浅利は今春にリーグ戦デビュー。秋はリリーフで12回1/3を投げ、防御率1・46の好成績を残した。ソフトバンクから4位指名されたエースの村田賢一投手(4年=春日部共栄)ら大黒柱3人が抜けるが、「そこをカバーする先発ができるように」とエースナンバーの「11」に意欲を示した。

最速154キロ右腕は、186センチの長身から投げ下ろす角度ある球が持ち味。変化球ではカウントが苦しくなった時でも投げられる、カットボールに自信がある。

1日~3日に行われた大学日本代表合宿に初めて参加した。「良い意味でも悪い意味でも、自信がなくなって慢心しなくなった」と、全国のハイレベルな投手たちに感化された。合宿を通じて「やっぱりプロに行きたい」とずっと抱えていた思いは強くなった。来年に向けて「(主将の)宗山がドラ1候補って言われているので、自分も負けないように」と夢を実現させる。