巨人の前線基地がスケールアップして完成した。25日、川崎市に新設した新選手寮を公開した。ジャイアンツ球場三塁側に隣接し、新トレーニング棟、クラブハウスと一体化し最新鋭の設備を搭載。内覧した山口寿一オーナー(66)は「阿部新監督のもとリーグ優勝、ペナントの奪回を果たして、さらに日本一を目指します」と出来栄えを見届け高らかに宣言した。

総部屋数は56室で育成選手を含めた若手が野球漬けの生活を送る。これまで約2キロ離れていた選手寮から、在籍選手はすでに引っ越しを完了し新生活を開始。かつて自転車移動で転倒した選手がいたことに触れた同オーナーは「新しい寮は球場と連結しておりますので、球場との行き来で選手が転ぶということはもうない。選手たちはいつでも好きなだけ練習できる」と万全の環境を整えた。

動作解析室には1億5000万円かけた。13台のハイスピードカメラによって投球動作などをデータとして可視化。コーチ陣と一緒に活用していく。一方で、2階にはかつて「松井部屋」と呼ばれた畳部屋に代わるスイングエリアを新設。ビニール畳が敷かれ、鏡の横には王、長嶋のON特大パネルが飾られた場所で汗を流す。来季は球団創設90周年。築き上げてきたOBに対し、同オーナーは「泊まりがけでご利用いただくことも可能。若い選手たちに声をかけていただいて、大事なことを注入していただきたい」と伝統を継承しながら新しい巨人軍を作り上げていく。

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