阪神ドラフト3位の山田脩也内野手(18=仙台育英)が3日、さいたま市内の公園で自主トレを行った。
この日が野球始め。父浩二さん(45)からノックを受けるなど、約2時間体を動かした。年が明けて入寮が迫り、「マットレスとかいろいろ使うものを準備したり、あとは気合を入れて」と心構えはばっちりだ。
22年夏の甲子園でレギュラーとして全国制覇。春夏通じて3度出場し、昨年のU18W杯の日本代表に選ばれた遊撃手は、高い守備力に定評がある。
「バッティングに関しては木製に変わるので、まずは芯で捉えることを重点的にやっていますし。守備は(選手の)足が速くなるので、そのスピード感をもっと早くしないといけない。スピード感を早くするというのを少しずつやっていきたいなと思います」
課題に挙げる打力アップはもちろん、得意の守備のさらなる向上にも余念がない。
ドラフト3位の高い評価にも気負いすぎず、地道に1軍で活躍する日を目指す。「早ければすぐクビを切られると思うので、油断はできないと思いますし、しっかり結果を残すところはしっかり残してやっていきたいと思います」。地に足ついた高卒ルーキーが新年の誓いを立てた。【磯綾乃】