楽天今江敏晃監督(40)が全国の虎党に異例の“お願い”だ。例年、沖縄・金武町で行っている1軍の春季キャンプだが「人があまり来てもらえないイメージがある」という。練習を見てもらうことは選手のモチベーションにもつながる。「すぐ隣(の宜野座村)で阪神さんがやっているので、そこから流れてイーグルスを見に来てくれへんかなと思う。少しでもいいので金武町のグラウンドに来てほしい」と、阪神ファンの来場を呼びかけた。

指揮官自ら先頭に立つ。集客増を目指し「やれる範囲で絶対やっていきたい」と、ファンサービスに力を注ぐつもりだ。春季キャンプは開幕に照準を合わせて練習するため「秋のキャンプのように練習時間を削ってファンサービスするのは難しいところがあるかもしれない。それでも、やるべきだと思う」と力説した。

昨年10月の監督就任以降、選手たちにもファンサービスの重要性を伝えてきた。「練習の合間や行き帰りだったり、ファンの人がカメラを構えた時に、カメラに向くだけでもファンサービスになるし、うれしいと思う」。ファンの笑顔をたくさん見られるように、できることを地道に続けていく。【山田愛斗】

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