ヤクルトのドラフト5位、伊藤琉偉内野手(21=BC・新潟)は、恩師に会わないことが恩返しになる。8日、埼玉・戸田市内の選手寮に入寮。BC時代に使用したグラブを手に「BCリーグで活躍できたのは、このグラブのおかげかなと思います」と話した。

プロ入りが決まった後、BC・新潟の橋上監督から「会いたくないから、頑張って1軍に行け」と言われた。BC・新潟は、今季からオイシックス新潟アルビレックスBCとしてイースタン・リーグに新規参加する。伊藤は1軍にいれば、対戦することはない。「会いたくない」は、ずっと1軍にいるようにというエールだった。

「頑張って練習して、1軍に居続けたい」と誓った。BC時代は自炊生活。入寮を終えると「ご飯も作ってくださる。環境が違う」とプロの世界を実感した。肩が自慢で「山田哲人選手のように走攻守そろった選手」を目指す。

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