阪神岡田彰布監督(66)が9日、鳴尾浜の2軍施設で新人の合同自主トレを視察した。

新年初めて顔を合わせた8人に訓示。コーチ陣や球団関係者とも新年のあいさつを交わし、満足そうにグラウンドをあとにした。

「寮に入って、グラウンドで練習やって、これが新人にとって第1歩。2月1日からはユニホームを着てみんなと一緒にプレーするわけですけど。そういう意味でこの1月で早く慣れて、チームに溶け込んで、2月1日から全力でできるような体を作ってほしい」と期待を込めた。

新人には焦らないようにと、繰り返し伝えた。昨年は即戦力の期待が高かったドラフト1位の森下翔太外野手(23)が故障で出遅れた経緯もある。

「去年は右の外野手をどうしてもほしかった意味で、開幕から森下には期待感があったんですけどね。今年は総合的に野手は高校生が2人、あとは投手ですけど。1人でも2人でも1軍の戦力に加わってくれれば、それはもう大きな戦力になると思うので」

充実するチーム状況も踏まえて、じっくりとプロの水に慣れることを願った。