阪神岡田彰布監督(66)が9日、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で行われた新人合同自主トレの初日を視察に訪れた。ルーキー8人を前にし、開口一番に「新しい強いタイガースのスタート」と訓示。黄金時代の始まりを意識させ「焦る必要は無い」と繰り返した。

岡田監督の一問一答は以下の通り

--明けましておめでとうごさいます

おめでとうごさいます、どうも。

--年末年始はどう過ごした

もうゆっくりしましたよ。

--差し支えなければ

いやいや、海外行ってゆっくりしてきましたよ。

--新人合同自主トレがスタート。表情を見て

いやいやまあ、今日でね、判断するわけじゃないんでね。まだユニホームは着ていないですけど、今日から、新人だけですけど、みんな合同で一緒にやるっていうかね。

自分らが鍛えないといけないね、寮に入って、グラウンドで練習やるって、これがまあ、新人にとって第1歩かもわからないし。2月1日からは、ユニホームを着てね、みんなと一緒にプレーするわけですけど、そういう意味で早く、慣れてね、この1月の間で。で、チームに溶け込んで、2月1日からユニホームを着て、全力でできるような体を作ってほしいと思いますね。

--訓示で新人にはどんな話を

いつも、毎年ね。去年も一緒ですけど、無理してケガすると、自分も損だし、チームにもマイナスになるんで、だからね、よく新人っていうか、アピールしたい気持ちがあると思いますけど、これはもうね、1年間、何年もかけて、スカウトが見てきた結果でドラフトで選手をとったわけですから。だいたいのね、力というか、力量もわかってるんで。それほど、無理しないで、徐々にやっていって、2月1日に、元気な体でユニホーム着て、スタートしたらいいということですね。

--キャンプまでの3週間。この期間をどう過ごしてほしい

大学生、社会人の選手もいますんで、そのへんはずっと継続してやってたと思うんで。まあ、仕上がりっていうかね、体できるのは早いと思うので。この間に、ブルペン入ったりするかもわからないですけど、そこは抑えて、抑えて、ですよね。そんなまだまだね、無理する必要ないんでね。徐々にやっていけばいいということですね。

--去年は森下が1軍で活躍したが、今年期待する選手は

ドラフトもそうですけど、去年とはちょっと違った選手層というか、去年は右の外野手をどうしてもほしかったという意味で、開幕から森下には期待感があったんですけどね、今年は総合的に野手は高校生が2人、あとはピッチャーですけど、誰じゃなしに、1人でも2人でも1軍の戦力に加わってくれれば、それはもう大きな戦力になると思うので。誰というあれは今のところはないです。

--今年の抱負

いやいや、もう、やることは別に変わらないと思うので。去年、本当にいい結果が出たんですけど、今年はまた新たな気持ちで。去年である程度、こういうふうな形でやっていけばいいというのを選手も分かったと思うので、今年はそのスタート、新しいタイガースのスタートという意味でみんな分かっていると思うので、そういう気持ちを持って2月1日にまたスタートしたいです。

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