石川・穴水町出身の楽天松井友飛投手(24)が10日、能登半島地震で被災した当時の様子を明かした。

1日は初詣を終え、同町の実家に戻ると、夕飯までの時間をゆっくり過ごしていたという。「経験したことのないような揺れが襲ってきて、その時はすごい1秒が長く感じたというか、揺れが治まって外出て、すぐ停電したので、その時は携帯は使えたので、情報を見たら震度7だったので、これはちょっとやばいかもなっていうのはありました」と振り返った。

幸いにも倒壊など家自体に大きな被害はなかった。正月用の食料や水を備蓄していたため、避難所には行かずに済んだという。「僕の家はちょっと街から離れてたので、街の方とかはニュースで見るような家が倒壊したりだとか、自分の住んでた街とは思えないようなそういう感じでしたね」。現在、実家付近は電気が復旧も、断水が続いている状態だという。

仙台には4日の夜に戻り、6日から自主トレをスタートした。前日9日には同じ石川出身の島内宏明外野手(33)小孫竜二投手(26)釜田佳直スコアラー(30)と同県に義援金を寄付したことが発表された。

松井は「微力であるんですけど、生まれ育った石川県なので、こういう形で大変な思いをして辛いと思うので、なんとか頑張ってほしいというか、僕はもう野球で頑張ることしかできないと思うので、今年は野球で頑張りたいと思ってます」と故郷に思いをはせた。

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