大瀬良塾開講-。広島大瀬良大地投手(32)が10日、広島・廿日市市内の大野練習場で大道温貴投手(24)、小林樹斗投手(20)、22年ドラフト1位の斉藤優汰投手(19)の4選手での合同自主トレを行った。

同施設で新人合同自主トレが始まる1時間前の午前9時から始動。ウオーミングアップからキャッチボール、ウエートルームでのトレーニングなど約3時間、汗を流した。初日ということで軽めのメニューとなったものの、大瀬良は「見られていると思っているからか、張りが違いますね」と苦笑いで初日を終えた。

初めて練習をともにした19歳の姿には「しっかり聞いたものを自分の感覚で解釈して、体に合わせて行く力というものもあるのかなと感じる」と目を細めた。投球時に下半身主導で連動した動きの重要性を指摘された斉藤は「(上体の力に頼って)手で投げにいっている感じなので、ちゃんと下の力を使ってと。どういうふうに使ったらいいのかを教えていただきました」と収穫を口にした。

合同自主トレは2日目の11日以降、徐々に練習時間も練習強度も増していく。「しっかり大地さんからもらったアドバイスを吸収しながらやっていきたい。大地さんは立ち居振る舞い、人間性も素晴らしい方なので、そういった部分も学んでいきたいなと思います」。志願して合同トレに参加した斉藤は、プロ2度目の春までにより多くのものを吸収する構えだ。【前原淳】

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